現在、さまざまな屋根材が各メーカーから発売されています。ご自宅の屋根のリフォームを考えられる際に「どんな屋根材がいいの？」と悩まれる方も多いかと思います。
こちらでは屋根材選びのポイントや、職人目線によるおすすめの屋根材をご紹介いたします。

屋根を選ぶポイント

屋根を選ぶ際にはいくつかポイントがあり、それぞれ何か重視するかによって変わってきます。ここでは主なポイントをご紹介します。

耐久性・耐用年数

大切な住まいを一番高いところで雨や風、気候変化から守る屋根は常に厳しい環境に晒されています。その屋根がどのくらい耐久性が高く、長持ちするのかは重要なポイントです。耐用年数の短い屋根はそれだけ早く葺き替えを行う必要があります。

デザイン

屋根はお家を印象づける大切な要素でもあります。屋根のデザインによって印象は大きく変わります。和風のお家には瓦屋根など和風の屋根を、洋風のモダンなお家には金属屋根といった風にこだわる方も多いかと思います。また屋根材によってカラーバリエーションも異なるため、希望の屋根材に理想の色があるかどうかも気になるポイントです。

遮熱性・防音性など快適さ

夏の厳しい暑さや冬の寒さを防ぐ屋根。屋根の遮熱性が高ければ、快適な室内環境を保つことができます。特に金属屋根は熱を伝えやすいため、断熱機能のある屋根を選ぶとより快適に過ごせます。

メンテナンス性

屋根の種類によっては屋根材に防水性がないため塗装によって保護するタイプも多く、この場合塗料の種類にもよりますが、10～20年の周期で塗り替えをする必要があります。どんな屋根も永遠にもつものではなく、紫外線などによって日々劣化していきます。屋根材そのものが丈夫でも、その下の防水シートや下地材のメンテナンスも必要です。施工から何年経過したらどんなメンテナンスがかかるのか、周期はどのくらいか、トータルコストがいくらかかるのか確認しておくと安心です。

経済性・コストパフォーマンス

屋根の葺き替え工事は安い工事ではないため、やはり気になるのは価格。屋根材の種類によっては工事価格は2倍近く変わることがあります。しかし高い屋根は高機能かつ高耐久性を持っています。最初に高い工事費用を払って長持ちする屋根にしておくと、長い間メンテナンス不要で塗り替え工事も必要なく、また遮熱機能などの高い機能もあり、長い目で見るとお得な場合もあります。